公開文学講演会 開催報告
令和3年10月30日(土)学びの杜ののいちカレードにて、読書会連絡協議会主催の公開文学講演会 不安の時代の生き方―災害に向き合う文学『方丈記』に学ぶ― が開催されました。
講師は金沢学院大学名誉教授 柳澤良一さんでした。コロナ禍での開催ではありましたが、対策をした中で42名のご参加がありました。
東日本大震災の時、”想定外”という言葉が聞かれたが、「方丈記」はその”想定外”のほとんどの事象が映し出されている。人々は当座は人間の無力を痛感し、人間の慢心を反省するが、年月を過ぎると忘れてしまう。日本人は特にこの傾向が著しいのだそうです。
いつ起こるかわからない災害と向き合って生きていくために、「方丈記」から学んでほしい、古典から学びましょう、記憶を風化させないように。と柳澤教授は述べられました。
たくさんのご参加、ありがとうございました。