ののぶん誕生秘話

ののぶん誕生 ~“Nonobun” was born in this way!! ~

もうどれくらいだろうか。
彼は、長い間 深い深いとても深い眠りについていた。。。

がしかし!
ついにその時が来た!! それは突然おとずれた、目覚めの時。
なにやらとても高貴な、そしてなんだか馴染み深いような、、、
不思議な香りに誘われ、パチリと目が覚めたのだ。

彼は悟った。「これはまさに、野々市が誇る“文化の香り”に違いない!」と。
新緑のポジティブシャワーを浴びながら、大あくびをすると、
まるで野山の山菜がニョキっと生えるかのように元気よく
ポン!ポンッ!!と手が伸びたのだった。

すると、あたり一面眩しいほどの光に包まれ、
あ!っと思わず目をつぶったが、そっと目を開くと…
目の前には“文”の字に似た自分の影が映し出されていた。

気付けば、前や後ろに自由に動くこともできた。
それはそれは器用な手であり、足でもあった。
まさにこの手足こそが、ここ野々市に、たくさんの芸術作品をもたらし、
形にはならないたくさんの文化を伝えていく力となることを、
まだ誰も知らない。。。

『トレードマークはベレー帽、
 文の字のシルエットに、まぁるいほっぺ。
 愛してやまない椿一輪を片手に、陽気に生きる。』

彼は自身を“ののぶん”と名乗った。

これが彼の、謎に包まれた誕生秘話なのである。

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