市俳句協会新年句会
2月8日(土)中央公民館にて
顧問の奥村誠一路先生、西田さい雪先生にご参加いただき
野々市市俳句協会新年句会が開催されました。
当日の秀句抄をご紹介いたします!
◆会長杯
味噌蔵の糀(こうじ)つぶやき寒ゆるむ 瀬戸 初枝
◆秀句抄
海鳴(うみなり)のかむさる村や野水仙 辻 文江
年酒(ねんしゅ)酌(く)むまづは野々市いち椿 山田 深雪
梯子(はしご)乗り草履揃えて脱ぎにけり 山田 深雪
厳冬の修行道歩す奥比叡 掘 榮美子
一羽立ち百羽したがふ夕白鳥 田村 愛子
風花(かざはな)のひねもす降りて地に積まず 中村 珠栄
近くまで来てゐし春のまた逃ぐる 西田 さい雪
寒行(かんぎょう)の風に折れ行く鈴の音 松原 八重子
◆奥村誠一路先生特選
ひとつまみ七種(ななくさ)加へ離乳食 大橋 翠節
◆西田さい雪先生特選
初稽胴着の白の極(きわ)立てり 藤谷 幸恵
どの句も、5・7・5のたった17文字を見るだけで、
それぞれの光景がパッと脳裏に浮かび、その音・その香り・その味までもが
感じられるかのようですね。
新春らしい素晴らしい句ばかりでした。
感じるままに、あなたも一句、詠んでみてはいかがでしょうか??